腸内フローラを整えよう: ビフィズス菌の種類
「乳酸菌」とひとくちにいってもそれは一種類ではなく、乳酸菌にはなんと200もの種類があります。
乳酸菌と同じく善玉菌の一つであるビフィズス菌もまた、現在32種類あることが確認されています。そのうち、ヒトの体内で生息できるとされるのは約10種類。
今回は、その中でもいくつかの種類のビフィズス菌に絞って、それぞれの特性を見ていきましょう。

ビフィズス菌とは?

ビフィズス菌とは、先ほどの段落でも書いたように善玉菌の一つ。乳酸菌と同じように腸内で乳酸を生成しますが、乳酸に加えて酢酸を作り出すのが大きな特徴です。この酢酸が腸内を酸性にしてくれるため、酸性の環境を嫌う悪玉菌の増殖を抑制できるという効果も持っています。
ではさっそく、それぞれのビフィズス菌の効果を確認していきましょう。

ビフィドバクテリウムロンガム

まず最初にご紹介するのが、ビフィドバクテリウムロンガム(以下ロンガム菌と省略)です。このロンガム菌はもともとヒトの体内に生息している菌。ではわざわざ摂取する必要はないのでは?と思われるかもしれません。でも、加齢とともに腸内のビフィズス菌はどんどん減少してしまうんです。そのため、外部から摂取することが大切なんですね。
このロンガム菌が優れている点は、大腸まで生きて届くというところ。他の乳酸菌やビフィズス菌と同様、整腸作用はもちろんのこと、腸内の悪玉菌を抑制するはたらきに長けているので、大腸ガンの予防にも大きな力を発揮します。また、体内の免疫バランスを改善してくれるため、花粉症やアレルギーの症状を抑えてくれることも知られています。
このロンガム菌が多く含まれるのは、森永乳業から発売されているビヒダスヨーグルトです。

ビフィズス菌BE80

次にご紹介するのは、ビフィズス菌BE80です。こちらのBE80に期待できるのは、大きな整腸作用。他の乳酸菌やビフィズス菌よりもかなり優れた整腸作用があることが知られています。慢性的な便秘や下腹部の張りにお悩みの方におすすめ。
ダノンが発売しているダノンビオヨーグルトに含まれているのが、このビフィズス菌BE80です。ダノンビオヨーグルトのCMでも、便秘改善に大きな効果があると宣伝されていますね。

ビフィドバクテリウムアドレッセンティス

次に見るのは、ビフィドバクテリウムアドレッセンティス(アドレッセンティスと以下省略)です。このアドレッセンティスには免疫力を高める効果があるほか、尿道結石の原因となるシュウ酸を分解するはたらきがあることがわかっています。シュウ酸はほうれん草、タケノコ、チョコレートなどに多く含まれており、日々知らず知らずのうちに口にしている成分。特に過去に尿道結石を患った経験のある方は、再発を防ぐためアドレッセンティスを積極的に摂取するといいかもしれません。

ビフィドバクテリウムブレーベ

最後にご紹介するのが、ビフィドバクテリウムブレーベ(以下ブレーベ菌と省略)です。このブレーベ菌は赤ちゃんに多いビフィズス菌で、免疫力を高める力があることが知られています。生まれたばかりの赤ちゃんには免疫機能がほとんど備わっていないため、このブレーベ菌が赤ちゃんを守る役割をしているんですね。
具体的には、抗アレルギー作用や病気の感染予防(0-157の感染予防、カンピロバクターの除菌など)があるほか、メタボリックシンドロームの予防効果もあると言われています。

様々なビフィズス菌のはたらきを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?ご自身の健康状態やお悩みに合わせたビフィズス菌の入ったヨーグルトや乳酸菌飲料を選んで継続的に摂取することで、より高い効果が得られます。今回ご紹介したビフィズス菌の種類をぜひ参考にしてみてくださいね。